寒い毎日が続いていますが、皆さまおかわりなくお過ごしでしょうか?
来週の天気予報では雪マークが出ていますね。
寒さ対策、感染症予防などに気をつけて寒い毎日を元気に乗り切りましょう!
さて、先日より私事ではありますが、以前よりとても興味深い『アンパンマン』の続きとなります。
お付き合いよろしくお願いします。
『アンパンマン』
はみんなと仲良くする
〜協力関係のモデル〜
アンパンマンは、敵役のバイキンマンと永遠に戦っていますね。
しかし、アンパンマンは、バイキンマンを憎んでいません!
みんなに「迷惑」をかけていることに厳しいだけでです。
むしろ仲良くしたいと思っているのです。
よって、バイキンマンを完全にやっつけるわけではなく、ただ追い払っているだけ!
最後はいつも、バイキンマンが「バイバイキーン」と捨て台詞(笑)を言い、家(バイキン城)に逃げ帰ります。
バイキンマン自身のキャラクターも、欲張りで食い意地が張っていたずら好きですね。
ですが単純で間抜けな愛すべきキャラクターです。
2つ目はみんなと仲良くすること!
いわゆる『共存』ですね。
アンパンマンワールドは1つの大きなファミリーです。
例え困ったキャラクターがいても、仲間の一員とみなし、平和的に共存していますね。
発達心理学的に見ると、親が子をあやしている時に、乳児の気持ちを共感的に汲み取って声かけや表情で鏡のように映し出します。
これを『ミラーリング』といいます。
すると、その乳児は親の動きのインプットと自分の動きのアウトプットを同じ脳のネットワークで処理するメカニズムを働かせるようになります。
これを『ミラーニューロン』といいます。
つまり、親が乳児の鏡(ミラー)になるのと相互作用し、乳児が親の意図と動作を同じくする
『鏡の神経』(ミラーニューロン)を発達させていきます。
こうして、乳児は、親のまねをするようになります。
これを『模倣』といいます。
その後、幼児になって保育園や公園などで、他の幼児といっしょになり、場所やおもちゃを取り合うなどのぶつかり合いやいざこざが起きますね。
この時、親などの周りの働きかけによって、最初は単純に抵抗するだけだったのが、
やがて順番で『共有』すること、分け合うこと、じゃんけんをすることなどによって、仲良くすることができるようになります。
すなわち『社会性』を学んでいきます。
そして、『自己主張』と『自己抑制』のバランスをとるセルフコントロールを発達させていくのです。
これが土台となり、成長するにつれ、より高度で複雑化した『コミュニケーション』をするようになっていくのですね。
進化心理学的、競い合いながらも助け合う中、相手の心を読む、つまり相手の視点に立つ心理を進化させてきました。
これが『心の理論』となります。
子育て心理に応用すると、同じ幼児同士が一緒になった時、たとえ相手が「バイキンマン」に見えたとしても、
最初は「いいよ」「どうぞ」というアクションや「ありがとう」「うれしい」というリアクションをするように働きかけることです。
このような、譲り合いや、あげる・もらう(ギブ&テイク)というやりとりの積み重ねを通して、時には距離を取りつつも、粘り強く仲良くなろうとすることです。
アンパンマンは誰とでも仲良くするという協力関係のモデルです。
子供だけではなく私達、大人社会でも応用出来ることなんです。
だからこそお子様、そしてお母様やお父様に受け入れやすいのですね。
次回③へと続きます。
最後までお付き合いありがとうございました。
〜追伸〜
左上の赤く食べ頃になった苺をお子様と収穫しました。
感想は「すっぱい!でも美味しい!」とのことでした。
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