まだまだ上着の必要な寒さですが、先日より気持の良いお天気となっていますね。
それとは裏腹にコロナウィルス・インフルエンザ等感染症が現在も流行っています。
皆さま、お身体には気をつけ残りの冬も元気に乗りきりましょう。
さて、先日よりの続きアンパンマン③に参ります。
様々な心を教えてくれる
〜想像力のツール〜
アンパンマンの世界には、アンパンマン・ジャムおじさん・ばいきんまん・ドキンちゃんなどのメインキャラクターだけでなく、2000!を超えるユニークなサブキャラクターたちがいます。
その数は、「最も多いキャラクターが登場した単独のアニメーション・シリーズ」としてギネスブックに認定されているんですね!
また、バイキンマンだけでなく、かびるんるん、骸骨親子のホラーマンとホラ・ホラコなど、目に見えないものまでキャラクターにしています。
かびるんるんは先日配布した平熱記入にもバイキンマンとともに使用させていただいています♪
さらに、ジャムおじさんとバタコさんは唯一の人間かと思いきや、人間の姿をした妖精!という設定で、なるべく人間のリアリティを排除したファンタジーになっているんですね。
私の感覚では妖精には見えていませんでした。。。
さらに、バイキンマンが好きなドキンちゃんは食ぱんまんが好きであるという「三角関係」や、みんなの前で威張っているばいきんまんがミミ先生(教師)の前ではかしこまるなどの「上下関係」が描かれるなど、いろいろなキャラクター同士の「関係性」も描かれています。
3つ目は、様々なキャラクターが『心』を教えてくれることです。
それぞれのキャラクターの際立ったビジュアルから、性格や役割の違いを理解して、そのキャラクターらしさ「その人らしさ」を受け止めやすくなります。
発達心理学的に見ると、
乳児は、親の共感的な「ミラーリング」によって、共感する「ミラーニューロン」も発達させていきます。
そして、自分の気持ちの変化を認識できるようになります。
その後、幼児になって、徐々に家族や他の様々なお友達の気持ちの変化も察して、心を通わせようとするようになります。
それを『共感性』といいます。
この時、身の周りには、人だけでなく、自然物から人工物まで様々な物があることにも気付くようになるのです。
その過程で、自分を初めとする人に心があるように、万物にも心があると認識します。
それを『自己中心性』といいます。
これが土台となり、成長するにつれて、相手の気持ちを推し量ったりする「心の理論」や、そして思いやりを持つようになっていきます。
それを『愛他行動』といいます。
子育て心理に応用すると、相手の心、さらには人だけでなく身の回りの物の『心』も考えさせることです。
例えば、子どもがいっしょにいる同じ幼児を押しのけた時、「押すのはだめ」とただ厳しく叱るよりも、「お友達は痛いって言ってるよ」と『情緒的』に伝えることです。
また、食事の時にスプーンでお皿を叩いている時、「叩くと壊れるからだめ」と理屈で叱るよりも、「スプーンでお皿を叩くの、ママは嫌だよ」「スプーンとお皿が痛いって言ってない?」とやはり情緒的に伝える方が受け入れやすいでしょう。
アンパンマンワールドのキャラクターたちは、様々な人や物の心に思いを馳せるという『想像力』のツールなのです。
だからこそ子どもに受け入れやすいと言えるでしょう。
次回アンパンマン④にまたまた続きます。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。
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