アームス在宅支援センターの訪問介護員就業マニュアルにある心得その3をお伝えします。

どんな仕事でもそうだと思いますが何事も準備が必要です。ヘルパーさんの仕事は、お客様のお宅で業務を行うわけですから特に準備を怠ると順序よく進みません。

「仕事は準備で8割決まる」と言われますが、サービス業である訪問介護の仕事も準備次第で大きく成果が変わってしまいます。

 

 

サービス提供前の準備と心構えについて

 

サービス提供の前にお客様の詳細情報をカルテにて確認。

カルテには、現在に至るまでの経過など基本的な情報しか入っていませんが、初めての訪問の前には情報を必ず頭に入れてから訪問に入ります。
そして必要なのは自身のメモ帳などで個人情報を特定されない範囲でメモすることが望ましいです。
カルテを見ただけで「覚えられるからいいです」なんて言うのは、覚えようとする姿勢が見られないことなので、はっきり言って通用しませんので必ずメモをとることをおススメします。
お客様の情報をカルテでしっかり確認して、先輩ヘルパーに聞いたりと事前にイメージをつかんでおけばスタートからつまづくことを防げますので、特に最初の訪問時には十分すぎるくらいの準備を整えておくといいと思います。
 

お客様宅へ向かう前に、手荷物(サービス提供記録票、エプロン・タオル等)、身だしなみの確認をして訪問を行う。

あたりまえですが、自身の持ち物は必ずチェックしてから訪問してください。ボールペン一つでもお客様宅から借りないようにしましょう。
ここで気を付けなければいけないのが、ただ持っていけばいいのではなく、手荷物は最小限に抑え必ずすぐ使えるように収納、準備することが必要です。
間違ってもカバンの中をごちゃごちゃあさって探し出すような無駄な時間を作らないように気を付けましょう。
時間で仕事している以上は、お客様の時間を1分1秒でも大事に使い最大限の成果をあげるように心がけることが必要です。
 

訪問前に、手順の確認を行いサービスに入る。

訪問の前に自身が作成したメモを見たり、訪問の流れのイメージを行うことでヘルパー業務をスムーズに行うことができます。
30分程度の業務なら1分程度で仕事の流れをイメージできるので必ず行っておくといいです。
サービスを完了するまでのイメージを行うことで、仕事の質は大きく変わります。
又、お客様の状況は毎日同じ状況ではなく、その日その時で大きく変わりますので、あらゆる場面を想定して訪問に入ると慌てずに対処できます。
在宅介護のプロという意識を強くもち、あらゆる事態にも対応できる準備を行うことが必要です。
 

靴は揃えて訪問する。お客様宅の靴も揃えるような余裕も必要

訪問する前には、どんな状況にも対応できる余裕が必要です。余裕を得るには、最大限の準備を行うことが絶対に不可欠ですが、その余裕さえあれば慌てて業務を行うヘルパーよりも、そのお宅から違う状況が見えてきます。人は慌てている時には必要な情報を得たり処理することがとても困難になります。
お客様宅の靴を揃えることがヘルパーの業務にあたるかどうかは別として、玄関に入り最初に目に入る状況に対処できないようでは、レベルの高いケアはできないと思ってしまいます。訪問介護の仕事は、声かけ一つ心づかい一つ5秒10秒で行える配慮は沢山ありますので、そこに気づく余裕がサービスには必要です。
 

同じ訪問先に入っているヘルパーとサービス提供責任者の連絡先を必ず得ること

サービスを効率的且つ効果的に行うには情報の共有は不可欠です。
必ず、同じお客様宅に入っている同僚や責任者の連絡先を得てください。すぐ知らせたい場合は電話で伝え、急がない場合はメールやLINEで伝えてください。
どんな仕事をするにも情報の量と処理が良い結果を生み出します。情報が入らない人には効果的な仕事もできずチャンスも巡ってきません。
必要であろう情報をうっとおしいと思っては向上はありえませんので、必ず自分を高める情報網は広げておくことをおススメします。
その方が、きっと周りから必要とされるし、助けてくれる人も広がると思います。
 
 


まとめ

 
仕事の準備は、つまらなく地味なので実践することはとても難しいことですが、怠ると経験多く技術の高い人でも効果的に仕事は進みません。
タイムマネジメントをしっかり行い、最低限行うことをしっかり決めておくことは前に進む為には絶対に必要で、いきあたりばったりの業務を積み重ねていても何の経験にもならずに成長はしません。
ヘルパーの業務は特に次の準備が必要です。業務が終えたら次に必要であろうことをメモにとり、時にはお客様の声もメモをとることも必要で、次に繋げることを意識して仕事をすることがとても大切なのです。
そして、介護ヘルパーという仕事はヘルパーの研修を受けてたり、介護福祉士などの資格を所持してるだけでは、ほとんど役にたちません。
技術や知識に関しては実践の業務で得られるものが多いですし、今までの経験など役に立たないほどの様々なケースがあります。
100人いれば100通り以上の介護があるからです。
それに対応するには経験の多い介護士でも新人の良き所を真似するような謙虚さや新しい物を学ぶ姿勢や吸収力がずっと必要なのです。
この人に家族の介護を任せたい!と言ってもらえるような人になり感動できる介護を目指しましょう!
 
 
次回は、 ~ ホームヘルパー心得 その4 ~ サービス提供にあたり<サービス提供から提供後について> をお伝えする予定です